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今一度センドリターンを考える

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記事公開日: 2018年2月26日 / 最終更新日: 2018年2月26日

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アンプのセンドリターン使ってますか。
プリアンプ起因のノイズはいくらアンプのINPUTにノイズゲート挿しても変わりません。

空間系を入れる場合もセンドリターンに入れたほうがいい云々。
ここいらでザックリとおさらいしてみましょう。

ギターアンプのセンドリターンについて

空間系は歪の後ろに、というのは既に大定番だと思うんですがアンプで歪ませる場合、プリアンプも歪んでますよね。
であれば、アンプのINPUTの前に空間系入れるのは大雑把に言うと「歪の前に空間系を繋いでいる」ことになります。

ギターアンプには大抵エフェクトループとしてセンドリターン端子がついていると思います。
が、シリアル・シリーズ・パラレル云々やインピーダンス入出力レベルなどチンプンカンプンな人いませんか。雑に図を描くと以下のようなイメージになります。

シリアル・シリーズは同じ意味で捉えていいかと思います。
結局のところ「原音と分けてエフェクトを掛けるかどうか」の違いですね。

シリーズ・シリアル:直列
パラレル:並列

と考えると、直列の場合はプリアンプという歪みが置かれていると考えといてください。
そうなると当然空間系やノイズゲートはここに入れるほうがいいですよね。

空間系もセンドリターンに入れるほうが「キレイに」聴こえます。

注意したい点

じゃぁ何でもかんでもセンドリターンに繋いでOK? と言われると無理すると壊れるかもしれません。

特にコンパクトエフェクターの類や、センドリターンに繋ぐことを想定されていない場合はSENDから出るインピーダンスと、RETURNに返すインピーダンスは絶対に合ってません。入力レベルもそうなので、センドリターンに繋ぐ場合は以下の流れで操作します。

電源をいれる場合
1.センドリターンに繋いだ機器の電源をON
2.アンプの電源をON

電源を切る場合
1.アンプの電源をOFF
2.センドリターンにに繋いだ機器をOFF

みたいなやり方ですればアンプの破損は回避できるかなと。繋ぐエフェクターがトゥルーバイパスの場合は結構盛大に「ボンっ」と音がする場合がありますので、使っている機材を良く見てみてください。

出力レベルが合っていない、またはセンドリターンに入れる機材にVOLがついていない場合は大抵音量がガクッと下がります。体感的にはアンプのVOLを5から3に絞ったくらいまで小さく感じると思います。これを利用して音量を下げているのがセンドリターンに繋ぐタイプのVOLノブですね。

同じことをVOX iGなどの安いマルチでも実現可能です。
センドリターンにVOX iGを入れて、アンプのボリュームを絞ったりプリアンプ部のノイズをノイズゲートで消したり。色々出来ちゃうわけですね。「センドリターンなんか使ったことないわ」という人は是非一度お試しください。

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