エフェクターでドンシャリサウンド。
記事公開日: 2008年2月25日 / 最終更新日: 2014年4月15日
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ドンシャリサウンドと言っても、一昔前のサウンドと今のサウンドでは異なる。
前のドンシャリサウンドはMETALLICAに代表されるような「純粋メタル」の音。
今のドンシャリはPANTERAに代表されるような「モダン」な音。
ゆえに、ミッドをザックリカットして、ハイとローをブーストするだけでは
抜けも悪いし、ライブでは本当に酷いことになる。
ドンシャリサウンドの核はミッドにあるということを再認識しないといけない。
ではどうするか。まずはとりあえずアンプのセッティングからだと思う。
アンプ側で歪ませず、エフェクターだけに頼るとヌケの悪い低品質なサウンドに
なることも多いが、しっかりしたイコライジングが出来ればこれは解消できる。
アンプで歪ませない、つまりクリーントーンの作り方が非常に重要だ。
アンプのローを持ち上げすぎない事。これが大事。
ローのキメはエフェクターに任せよう。
それでも足りない場合はバンドアンサンブルの中で「突出しすぎない」程度に持ち上げる。
エフェクターで音作りをする場合、アンプ側のセッティングは、
本来ニュートラルな位置が基本。しかし、アンプ側での積極的な音作りが、
最終的な出音を決める要素にもなる。
ヌケが悪い、こういう場合はミッドを若干あげて、ハイも上げる。
ローは気持ちカットしてやる。
低音が足りなくなった場合はミッドを少しばかりカット。
聴こえる音だけがドンシャリサウンドを決定付けるわけではなく、
音の反響や、耳では聴こえない周波数がサウンド全体の「核」になっていることもある。
まずはモダンなクリーントーン作りから始めてみることが近道になるかもしれない。