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Mosky DTC レビュー review

激鉄機材

記事公開日: 2017年12月7日 / 最終更新日: 2017年12月7日

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Mosky DTCが届きました。 取説とかそんなの一切入ってないし、箱もただのブランクダンボールケース。メーカーのモデルナンバー貼ってあるだけという脅威の簡素梱包でした。是非手にとってみてください。

DTC のサイズ感

所謂ノックダウン系ペダルなので、コンパクトエフェクター3つ分くらいでしょうかね。結構しっかりした筐体と塗装。7,000円のエフェクターには見えない感じがあります。電源はセンターマイナス9V、OUT側のジャック上についてます。この場所はなんとかならなかったのかな・・・。

重量感はそうずっしり来るようなものではないですね。

ジャックの取り付け、スイッチの感触などごく普通のペダルです。いや、7,000円にしてはしっかり作ってるとも言えるのかも。

DTC エフェクターの質

DISTセクション、ODセクション、ループ、ディレイセクションに分かれてます。

DISTはRIOT系をうたっているだけあってハイゲイン。3時位置くらいでMad Professor1の1時位置くらいのゲイン量。VOICEswitchは変化がほとんどわからない上、TONE・PREコントロールも2時位置以上は聴感上ほとんど変化ない感じ。物凄く曖昧な音作りになりそうですが、それなりに音の変化は出せるかなと。

私は基本、アンプ側でイコライジングしてしまうので、エフェクター本体のイコライザはあまり重視してないので・・・。ペダルでも積極的に音作りしたい、という人はちょっと物足りないかもしれないですね。PREなんかもっと音が強調されてもいいかな、とは。

ODセクションはTS系、ということですがDIST+ODにするとなんか駄目ですね。FUZZチックになるというか、音量が2段階くらい下がりますし。単体で歪んだアンプをプッシュする、という使い方だとかなり良い感じ。単体でONにする使い方しかできそうにないのは無念。ここはもっと使い込んで見ます。

ループは単純にODの後ろとディレイの間に存在するループなのでノイズゲート入れたりしてもいいかも。

ディレイに関しては必要十分なレベルです。かなり細やかにいじれる上、ありがちな使いにくさは一切なし。

全ての搭載エフェクトは単独でON/OFFできるので、MooerやRowinの安ペダル3つ買うよりお買い得。

Mosky DTC レビュー

当然Mad Professor1と比較してみましたが、Mad Professor1 はブラウン系なので、中音域にすごく特徴があります。一方DTCはDISTがRIOTクローンなので、DS-1のモアハイゲインみたいなイメージでストレートなサウンドです。音に特長的な帯域が特に無いため、色んなジャンル・アンプで使える感じがあります。

DTC側のTONE・PREを2時位置、GAINを3時位置くらいでMad Professor1から中音域の特長を全部取った感じの音になります。いや、正直Donner mopherと同じような感覚ですね。ノイズ面ではMad Professor圧勝ですが、DTCもGAINを3時位置までで止めておけばさほど派手なノイズは出ません。

ODセクションは単体ではシングルコイルだとカッティング用クランチくらいしか作れないんですが、アンプ側で歪ませている場合かなり粒の細かいハイゲインを生み出してくれます。アンプのブースターとして使うのが気持ちいいです。

ディレイも安エフェクター単体機に劣らないですし、キレイにかかります。ホント良い感じですよこれ。

結論としてはトータルで見て、7000円なら損はないぞ、と。

MooerやRowin、その他マイクロ系のエフェクター3つ買うよりも安く、1台で収まる上電源も1つでいい。これは一番のメリットかと。Mosky DTCに関しては時間あるときに動画でも撮ろうかと思ってます。

サウンドハウス

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