メタルブログ激鉄

since 2007 - 全記事数 2687 件

意外と知らない真空管の寿命

激鉄機材

記事公開日: 2017年5月25日 / 最終更新日: 2017年5月25日

16,644views / monthこの記事は今月16,644回閲覧されました。

フルチューブアンプは、真空管を使っているから定期的なメンテナンスが必要。果たしてそうでしょうか??真空管の寿命って意外と知らないのでは、と思いますのでちょっと解説しようかと。今回は文章ばっかりです。

真空管の「寿命」

一般的にアンプに使われている真空管は、パワー部・プリ部になると思います。アンプによっては整流にも使われていますね。真空管の寿命が近いかどうかは「増幅度が30%低下したとき」が一般的です。

真空管が寿命を迎える原因は、真空管自体の物理的な破損が大半です。真空管の老化による寿命は、実際あまり多くはないと思います。

プリ管でいえば、寿命を迎えるのはおおよそ1万時間。 パワー管で8000時間、整流管で5000時間くらいと言われています。実際のところもっと早く破損する場合もありますが、自宅利用・リハスタ利用などの音量や条件であればこれくらいは持つはずです。

ということはつまり、1日2時間練習しても4000日は大丈夫な計算ですね。中古アンプ買うときなんかも10年前かどうか。がとりあえずパワー管が大丈夫そうな目安になるんじゃないかなと。

真空管寿命が近いかどうか見た目で判断するには

真空管には「ゲッタ」という鏡色というか、灰色のような色がついた場所がありますよね。ゲッタは管内の不活性ガスを吸着して真空度を維持するために塗られたものなので、色が薄くなっている・色面積が縮小しているかどうかを見れば、おおよその寿命が判断可能です。

見た目の判断よりもギタリストならば「あれ、音がちょっとおかしい?」で判断する事が多いと思うので、おかしいなと思ったら真空管自体を見てみましょう。輝きが少ないとか、ゲッタが減っているとか見た目の判断と合わせて「聴こえる音」も材料にすればいいかなと。

バイアス調整は全部に必要?

真空管といえばバイアス調整ですが、プリ管はオートバイアスなので不要です。パワー管の場合も「電圧固定型」はバイアス調整が不要となってます。電圧可変型の場合に限りバイアス調整が必要ですが、最近の最新チューブアンプはパワー管もオートバイアスが採用されていたりもします。

なんで急に真空管の話になったか?

そりゃ、買っちゃったからですよ・・・・。

サウンドハウス

\ 激推し ZOOM G2 FOUR /

関連記事はこちら

Archive

SEARCH


サウンドハウス

過去1週間の人気記事