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CARCASSニューアルバム Surgical Steelレビュー。

激鉄音楽

記事公開日: 2013年9月17日 / 最終更新日: 2013年9月17日

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個人的にCARCASSには思い入れがあって、
この十数年かかさずCARCASSを聴いてきたわけです。
で、待望のニューアルバムということで期待せずにはおられなかったわけです。

さて、そもそもCARCASSって何なの?
と言われるとデスメタルです。
リヴァプールの残虐王です。
という紹介になるんですが、例えて言うなら彼らはカレー屋なのです。

ファーストアルバムはもうホント音は遠いし、
ドラムは勝手に叩いてるし、ヴォーカルは何言ってるか分かんないしで、
カレー作ったけど人参は一本そのまま入ってるし、
じゃがいもは丸ごとで皮はむいてないしって、

これ里芋じゃねーか!!

シェフ呼んでこい!!

_人人人人人人人人人人_
>    残虐王    <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

って感じ。

セカンドはまぁそれなりにカレーの体裁を整えて入るけど、
食べる人を選ぶかな〜という印象に。

サードになって「お、結構このカレー癖になってきたしおいしいじゃん辛いけど。」
ってな感じに洗練されてきたわけです。

そしたら4枚めのアルバムは

「すごく辛いけどめっちゃ綺麗なカレー」

になっててうぉーやばいぜ!CARCASSのカレーは最高だよハフハフみたいに
世の中が浮かれたわけです。まさにメロデス爆誕の時。
マイケル・アモットの凄まじいメロディセンスが、
荒削りだったカレーを帝国ホテル級に仕上げたわけです。

期待の5枚目は、
「大将!カレー(人∀・)タノム」
「へいおまち!」


_人人人人人人人人人人_
>   ハヤシライス  <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

そう、既にカレーではなくハヤシライスだったのです。
ビルスティアーがやる気なくしてたってのもあって、
残虐王から残虐性が失われ、カレーは既にカレーですらなかったのです。
(*私はSWANSONG好きなんですけどね)

解散。

そしてなんかベストアルバムが出て、
未発表曲が収録。未発表曲が洗練されたら次のアルバムは凄いことになってただろうな・・・。
という思いを馳せ幕を閉じたのでした。

が、なんか復活!CARCASS復活!
この復活にはマイケル・アモットがかなり活躍していただいたようで、
ファン待望の大復活となったわけです。

期待が高まるニューアルバム。
「大将!カレー!」
「へいおまち!」

出てきたのはカレー!しかしカレーライスではなく、

ナンのついたスープカレー

だったのです。

カレーはライスだけではない。カレーライスだけがカレーなのではない。
そういう思いがいっぱいこもったような気がするカレーニューアルバム!

聴いてみるとやっぱCARCASS正当進化ッて感じ。
しょっぱなからジェフのヴォーカル全開だし、
ビルスティアーはおどろおどろしいソロ弾くし。
リフはHEARTWORKを彷彿とさせるしで最高。
11曲目は完全に未発表曲Edge of darknessの完全版。

待ったかいがあったよ・・・・。

至高のカレーアルバムを前に、
ただひたすら爆音で聴いているのでした。
いやぁ、CARCASSは最高だなぁ。

サウンドハウス

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