VOX Bulldog Distortionが届いた!
記事公開日: 2009年12月11日 / 最終更新日: 2017年7月7日
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VOX Bulldog Distortionが届きました。早速VT999と比較です。
ACアダプターを使用すると、VT999の方がややノイズが気になる感じ。
当然VT999のノイズリダクションをかけると勝負になりませんので、オフ。
電池使用でいくとBulldog Distortion圧勝ですかね。
ノイズのことを考えると、ブースターとして使うならノイズは結構人によっては気になるかも。
ACアダプターは結構ノイズが乗るので電池使用がお勧めかと。
VT999をフルゲインでCARVIN V3のクリーンを歪ませてもハードロックレベルに対し、
Bulldog DistortionのGAIN2のチャンネルでは完全にメタルが可能ですね。
しかもV3のチャンネル1・2よりもノイズが少ないです。
ローがしっかり出たナイスな音。V3側のイコライジングでハイを出せば、
すっかりモダンなアンプへと生まれ変わります。
音の方向性は、VT999がややザラついた歪みを出すのに対し、
Bulldog Distortionは粒の揃った「綺麗な歪み」という印象。
良くも悪くもBulldog Distortionはローが出過ぎです。
BASSコントロールはそんなに効きが良くないのが残念で、
GAIN2のVOICEコントロールの効きが良すぎる感じ。
Bulldog Distortionだけでイコライジングを済ませるのは不可能ですね。
これはVT999にも言えることですが、
アンプのイコライジングがしっかり出来ない人は使いにくいと感じるかも・・・。
こんな感じでBASSをマックスにしてみるとブーミーさが際立ちますね。
荒々しいといえばいいのでしょうか。変にモダンすぎる音が気になります。
今時の音、という感じでメタルコアなリフを弾きたくなります。
高音弦を弾いた時や、高音弦でのピッキングハーモニクスはBulldog Distortionの方が綺麗に出ます。
VT999の方はクセのないブースターとして使用出来ますが、
Bulldog Distortionの場合GAIN1のチャンネルだけが無難にブースターとして使えるという感じ。
逆にオールマイティに使うならBulldog Distortionが有利ですね。
1チャンネルしかないアンプだと、Bulldog Distortionで擬似2チャンネル使用になりますね。
Bulldog Distortionのクリーンチャンネルをしっかりモダンな歪みにするGAIN2は、
アンプがクリーンな場合はすごい威力を発揮しますね。
ぜひJCで試したいところ。
どちらも甲乙付けがたいんですが、価格面の納得感ではVT999有利。
ACアダプターが同梱ですしね、VT999は。
後は真空管が光るのはいらなかったなぁ、と。
やっぱり光らないとクレームが来るんでしょうか。
ここが安っぽさを醸し出している気がします。
結果、VT999もBulldog Distortionも今のところ手放せないという結論です。
どっちも甲乙付けがたいですね~。
VT999手放すほど充実していないし、とはいえVT999に負けている部分も無いという・・・。