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BOSS KATANA MINIレビュー

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記事公開日: 2017年9月30日 / 最終更新日: 2017年10月3日

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KATANA MINIの箱

BOSS KATANA MINIを買ってみました。 早速結論から述べると、AUX INを多用する人や、ロック・メタルをやらない人はYAMAHA THR5を買いましょう。低音のジュブジュブ感だけ我慢できるなら、スピーカーの性能はTHR5が格段に上です。逆にモデリングじゃなく、アナログゲイン回路のサウンドが好きな人はKATANA MINIしかないでしょう。

BOSS KATANA MINIの良さとは

KATANA MINI全体

とてもコンパクトでプラスチッキーな筐体ですが、THR5よりも場所を取らない印象です。THR5はスピーカー2発、KATANA MINIはスピーカー1発なので音の広がり感は弱いですが歪みは確かに納得の仕上がりだと思います。BOSS KATANAの普通のコンボと同じ感覚で弾ける質の歪です。

AUX INを繋いで外部音源を鳴らす場合は、外部音源の音量で調整。本体にAUX INのメディア音量調整機能はありません。AUX INで流すメディアと合わせて弾く用途が多いならTHR5か、LINE6 Amplifiが選択肢としてはおすすめです。単なるメディア再生機として使うには物足りなさがあります。その分完全にギターに振ってるのか、THR5よりもギターの音は間違いなくいいですね。

モデリングはなんだか嫌だな、という人にもKATANA MINIはいいと思うんです。アナログ・ゲイン回路ですからね。これは同クラスのアンプの中では特長的かもしれません。THRもFly3もモデリングですから。

KATANA MINIのサウンドメイク

サウンドは素直そのもの。一昔前のコンパクトアンプとは比較にならないくらいしっかりした音が出るのは驚き。THR5にはノイズゲートがあり、KATANA MINIには無いのでシングルコイルだとそれなりにノイズが出ます。とはいえ、歪みの感じはTHR5よりも好みですね。当然スピーカーサイズが小さいので迫力あるローなんてのは求めることは出来ないですが、それなりに良く出来てます。

KATANA MINIトップパネル

ブラウンに合わせて、GAIN3時位でストラトシングルでも充分な歪み量です。クランチ・クリーンは使わない派なのでわかりません。BASS3時、MID11時、TRE2時くらいで良い感じのサウンド。イコライザが3バンド、ちゃんとついているので本体だけで音作り可能。思ったよりしっかり効くイコライザです。

THR5のときはスピーカーの再生能力が追いつかず?ジュブジュブ言っていた低音もスッキリ出してくれます。というかその帯域は諦めたのかもしれません。その分ストレスを感じない出音といってもいいかも。

ディレイもくどくない仕上げで、良い感じ。薄めのリバーブっぽさ出せます。電池駆動で7時間ほど使えるっていうのもアツい。やっぱコンパクトなデスクトップアンプは電池駆動できるのが最大のメリット。

5分08くらいからわかりやすい比較が始まります。BOSS KATANA MINIの方がスムースですね。

2ヶ月位はしっかり遊んでみます。

1万円ですし、悩む必要ゼロですね。卓上アンプの決定版と言ってしまってもいい。

サウンドハウス

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