お待ちかねDAMAGE CONTROL Demonizerレビュー。
記事公開日: 2008年1月7日 / 最終更新日: 2014年4月15日
2,439views / monthこの記事は今月2,439回閲覧されました。
お待たせしました。ついにDemonizerのレビューです。
まずはじめに衝撃的だったのが、その操作性。
かなり幅広い音作りが出来るかわりに、ちょっと面倒くさい。
直感的にいじる、というよりも理論立てていじるタイプの
ストンプBOXですね。
このOPTOCOMPがかなりの曲者。
こいつの操作がキモになってきます。
かなり自然なニュアンスでのCOMPがかかります。
歪みの感じまでがらりと変わるほどです。
極低音の調整が無いので、ドンシャリは難しいのかとも思いましたが、
その心配は要りません。コントロール類の調整で芯のある、そしてヌケのいい
ドンシャリサウンドが可能です。
↑がサンプルセッティングとなっています。
ただし、アンプの特性によってコレはがらりと変わってしまいます。
JC-120との組み合わせではTREを押さえ、FRQの設定も調整が必要です。
MF-350の場合はFRQを左に回しきった状態がもっとも心地いいサウンドとなりました。
また、リターンにつなぐ場合にもセッティングは変わります。
このあたりがちょっと慣れが要るポイントですね。
専用アダプタを挿すとインジケーターがグリーンとなります。
この状態がトゥルーバイパスの状態となります。
左側スイッチがエフェクトのオン・オフとなります。
コレを入れるとインジケーターがオレンジに変わります。
右側のインジケーターはヌークリアスイッチオンで、赤に点灯。
同時に左側のインジケーターも赤になります。
ヌークリアスイッチオンで20dbのゲインブーストですが、
私自身は全く必要性を感じませんでした。
Demonizerをあえて悪く言えば「全て同じサウンドにしてしまう」ことでしょう。
どういった特性のあるアンプでもDemonizerの音にしてしまうというアクの強さ。
しかしながら、サウンド自体がMESA BOOGIE系のサウンドなので、
このサウンドにほれたら手放せないでしょう。
音抜けもバツグンで、まさに究極のストンプBOXです。
音の拡がり感が最高ですね。
どういったリフを弾いても、しっかりとキレのあるサウンドになります。
DRIVEを絞ってのブルージーなサウンドもお手の物。
アンプとの相性をほとんど選ばないその万能性は特筆モノです。
そしてEMGのアクティブPUとの相性が最高。
ノイズはまさに皆無。METAL MUFFやMod MT-2なども凄かったですが、
更に上をいく超ローノイズ。まったくノイズが気になりません。
リハスタでの爆音演奏時もハウリング・ノイズは全くなしです。
クリーントーンを一撃でハイゲインサウンドに化けさせ、
尚且つクリーンと歪みとの音量差すらも感じさせない。
バッキングにもソロにもしっかりと音の粘りを加えてくれます。
こいつは予想以上のシロモノでした。