VHT V-DRIVE Over Drive Pedal Review レビュー
記事公開日: 2017年7月26日 / 最終更新日: 2017年8月8日
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VHT V-DRIVE Over Drive Pedalを買ってみました。DS-1-4Aのゲインが高いのでSoldanoモデルに上手くサウンドが溶け込まなかったためです。というか前から気になっていたのと、DS-1-4Aはキレイに保管したいなと言う意味合いが強いです。
何度もいいますが、現VHTは中華VHTです。
ブランド名だけ引き継いだメーカーなのでFRYETTEと関係はないです。
VHTといえばSpecial6 ULTRA以来の購入になりますね。
VHT V-DRIVE Over Drive Pedal について
もうホント、ボードに収めないとぐちゃぐちゃです・・・。
Overdriveペダルとしてはつまみが多いのですが、激的な変化は一切なしです。
LEVEL・TONE・DRIVEはそのまんま。
DEPTHは音に箱鳴り感が出てくる感じで、アンプに装備されていたものと同じかと思います。
Soldano overdriveチャンネルを利用する場合は低めが良い感じでした。
TEXTUREは倍音成分が変わります。
SELECTで10種のクリッピングをチェンジ。
左回しきりだとゲインがガタッと落ちます。これは使いみちありそう。
時計回りに回すごとにゲインが上がるのですが、SELECT10、DRIVE10でも単体ではメタルは出来ません。
右回仕切り、17時位置でクリッピングバイパスのブースターになります。
1.1N34A + BAT46(0.357V + 0.252V = 0.609V)1.7 / 1
1N34A(0.357V)
2.1N4148(0.606V)1/1
1N4148(0.606V)
3.1N916A + 1N916A(0.622V + 0.622V = 1.244V)2/1
1N916A(0.622V)
4.1N4148 + 1N4148(0.606V + 0.606V = 1.212V)1.4 / 1
BAT46 + 1N4148(0.252V + 0.606V = 0.858V)
5.赤外線LED(1.051V)1/1
赤外線LED(1.051V)
6.2N7000 + 1N34A + BAT46(0.622V + 0.357V + 0.252V = 1.231V)1.4 / 1
BAT46 + 2N7000(0.252V + 0.622V = 0.874V)
7.2N7000 + 1N34A + BAT46(0.622V + 0.357V + 0.252V = 1.231V)1.2 / 1
赤外線LED(1.051V)
8.2N7000 + 1N34A + BAT46(0.622V + 0.357V + 0.252V = 1.231V)1 / 1.4
赤色LED(1.753V)
9.赤色LED(1.753V)1/1
赤色LED(1.753V)
10.赤色LED + 1N4148(1.753V + 0.606V = 2.359V)1.35 / 1
赤色LED(1.753V)
11.(ダイオードなし=クリーンブースト)
測定されたダイオード順方向電圧降下(クリッピング閾値)
BAT46 = 0.252ボルト
1N34A = 0.357ボルト
1N4148 = 0.606ボルト
1N916A = 0.622ボルト
2N7000 = 0.622ボルト(ドレインおよびゲート接続)
赤外線LED = 1.051ボルト
赤色LED = 1.753ボルト
とのこと。
ポジション3がBOSS SD-1ぽいらしいです。
VHTの公式回答が以下の通り。
位置1には1N34Aのゲルマニウム・ダイオードがあり、波形の半分に2つのダイオードがあり、残りの半分に1つのダイオードがあります。 Fullxxx Fullxxxxxの一部のバージョンでは、ゲルマニウムダイオードと非対称クリッピングが使用されます。
ポジション2では、対称クリッピングに2つの1N4148を使用しています。有名なIbaxxx Tube-xxxxxxxペダル(および同様のブティック・クローンとバリアントの多数)は、このダイオードの組み合わせを使用します。
ポジション3は、Boxx SD-xと同じように、非対称クリッピングのために3つの1N916Aダイオードと2:1クリッピングレシオを持っています(このペダルの数多くのクローンとバリエーションがありますが、Tube-xxxxxxxxの数には限りません)。
ポジション4は、V-Drive独自のダイオードの組み合わせです。
ポジション5には対称クリッピング用の2つの赤外線ダイオードがありますが、これはV-Drive独自のもので、赤外線ダイオードを使用している他社はありません。 これはアートの進歩に対する私たちの貢献です。
ポジション6は、非常に珍しいダイオードの組み合わせで、人気の高いスムーズなサウンディングオーバードライブペダルにあります。このペダルは、東部の宗教であるxxx-Driveの名前を借りています。
位置7は位置6の半分を赤外線ダイオードで結合し、ユニークな動的応答を生成します。
位置8では、位置6のよりユニークな半分が使用されますが、より非対称なクリッピングのために赤色LEDが使用されます。
ポジション9は、マッチした赤いLEDのペアを使用して、クリスティクリッピングに使用され、人気のある英国のアンプメーカーからのいくつかのものを連想させる。
位置10は、片側にシリコーンダイオードを追加することにより、2つの赤色LEDの組み合わせをより非対称に傾ける。
ポジション11にはダイオードがなく、クリーンなブーストのために、より高いドライブ設定でオペアンプをクリッピングします。
つまみの多さと、音の変化が非常に地味なので音作り迷子になることは必死です。
筐体上部にVoltageノブがあって、5V〜15V可変。
5Vに合わせるとブーミーな感じでこれは中々ストラトにあいます。
VHT V-DRIVE Over Drive Pedal レビュー
海外フォーラムによると、回路・定数的にはZen-Driveらしいです。
下段を12時位置で元ネタと同じサウンドとのこと。
オペアンプはソケットになっているので、付け替えて遊ぶのもアリ。
内部パーツはクソみたいなものが実装されているため、これらを高品質なものに変えるだけでもっと明瞭なサウンドが得られそう。
総評的には思ったよりいいぞ。という感じです。
VHT-V-driveを使ったBOSSエフェクターの再現が以下の通り。
BOSS OD-1のノブセンター位置サウンドを再現
BOSS SD-1のノブセンター位置サウンドを再現
BOSS OD-3のノブセンター位置サウンドを再現
カスタマイズベースとしてもありなんじゃないかとは。
オペアンプはNE5532Pでした。
上部のソケットはLT1054で5V〜15V可変を実現しているので、間違えないようにしましょう。